おすすめ漫画: キャプテン翼の感想

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このページの最終更新日: 2020/06/17

中年の懐古趣味と思ってもらっていいが、やはりキャプ翼 (無印) は最高のサッカー漫画ではないかと思う。コマ割りとかキャラ立ちとか、詳しいところはよくわからないが、この時代ならではのナチュラルな熱さと勢いがある。見上さんや片桐さんの暗躍ぶりも渋い。

シュナイダーの家族関係の背景も地味に泣けるエピソードだし、ディアスやピエールなど出自の違うバックストーリーを名プレイの間に入れ込んでくるところもいい。ジュニアユースが終わった後の後日談集としての最終巻もけっこう好きだ。若林のプロ契約、岬の南葛への転校、翼の全日本デビューと盛りだくさんの内容になっている。

以下にまとめるように、数々の続編がある。たくさん文句はつけており、基本的にパラレルワールドと思っているが、それでも翼たちの活躍を長く見続けられるのは嬉しいものである。

無印 (本編)

翼の子供時代から、ジュニアユースで優勝してブラジルに旅立つまで。このページの内容は、主に本編からのもの。

ワールドユース編

読み切り的な短編「ワールドユース特別編」を挟んで、これがシリーズの 2 番目。本編の 3 年後という設定で、日向、岬たちが高校を卒業する。新キャラは葵新伍 (あおい しんご)、サンターナ、火野竜馬など。三杉は心臓病があっさり治るが、プレイヤーとしては劣化するのでちょっと残念。

後半になるとオカルトに走り、日本メンバーが次々と怪我する。バルカンとか関西弁とか、適当なキャラが出るようになってくる。本編では、南宇和ぐらいだったように思う。ラーソンとかグーリットとか、実在のプレーヤーをもじった適当なキャラも。

最後は翼と早苗が結婚して終わる。ナトゥレーザは登場もちょっとだっだし、あまり意味がわからなかった。とはいえ、以降の続編に比べると、まだ無印のときの雰囲気を残している。たぶん面白く読めるだろう。

ROAD TO 2002

翼がバルセロナ移籍、日向が有名になって家を建てユベントス移籍。例によって実在の選手をモデルとした新キャラがたくさん。リバウール、ファーゴ、デレピ、ゼダン、インザース、ロベルト・カロルスなどなど、悪ふざけとしか思えない。

絵がでかくなり、選手の顔が幅広くなってくる。ダービーが長すぎて、まあ打ち切りも仕方なかっただろう。しかし、翼たちが実際のチームに移籍するとなると、完全に架空のプレーヤーだけでチームを作るのもどうかと思うし、となるとこうやって実在のプレーヤーをモデルにしたキャラを出すのもやむを得なかったのかもしれない。

GOLDEN-23

マドリッド・オリンピックの話。なぜかフル代表の試合に翼、岬、若林らが出場しているところから始まる。翼のバルセロナの試合と、オリンピック予選が並行して展開する。オリンピックのアジア予選には、ヨーロッパでプレーする翼、日向、葵らは召集されないことになり、「国内組」の活躍が見られる。

新キャラはフットサルプレーヤーの古川、風見、井原がモデルと思われる井川の弟、井川岳人。若島津の FW 転向、ディフェンシブ FW 反町、岬・三杉・松山の 3M 中盤、橘兄弟のボランチなど、ポジションのコンバートが多い。新田が空手を学んで点を取れるようになる。

おそらく打ち切りになったと思われ、アジア予選を突破したところで物語が終わる。

海外激闘編

日向と葵を中心としたショートストーリー、日いづる国のジョカトーレに続いて EN LA LIGA となる。ROAD to 2002 で失敗したはずの延々と続くクラシコ、妙な天使、大味なコマ割りといったネガティブポイントは健在。

ライジング・サン

バルセロナのリーガ・エスパニョーラ制覇から始まる。つまり海外激闘編の続き。ゴールバーに当たったらオーバーヘッドはお約束。

基本的には GOLDEN-23 の続きで、「国内組」のチームに翼・日向・葵らが合流する。

ファミコン版

「キャプテン翼」を世に送り出したテクモがいかに偉大かを皆さんに説明します のページにまとまっているように、ファミコン版のキャプ翼は偉大なゲームだった。要所要所で入ってくるキャラの決めゼリフがたまらない。覚えているだけでも、カルツの「おぬし、やるのぉ」、シュナイダーの「この借りは必ず返す!」、森崎の「これ以上ぬかれてたまるか」など、心に残る言葉ばかり。

アニメ 2001 版

キャプテン翼は、2020 年現在で 4 回アニメ化されているようだ。ふとしたことで、2001 年版のアニメを観る機会があったが、評価はいまいち。原作とストーリーを変えている部分がいちいち気に入らない。

  • ロベルトの少年時代の話とかいらない。母親の悲しいストーリーを加える意味がわからない。
  • 若林が小者でやな奴になってる気がする。
  • 小学校時代、岬がかつて南葛にいた設定になってる。そんな凄いプレーヤーがいたなら、翼がチームに加わったときにも何かあるだろう。「前はこんな凄いやつがいたんだ」みたいな。実際に帰ってくるまで翼が何も知らないのは不自然。



主人公

大空 翼 (おおぞら つばさ)

「ボールはトモダチ」という名言を生み出した主人公。一見さわやかなサッカー好きに思えるが、日向にヒールリフトをかまして優勝宣言するなど、改めて見ると性格的に問題があるようにも思えてくる。

最終巻で全日本に抜擢される。新人と言うことで途中出場。大活躍するのはお約束だが、ちゃっかり 10 番を背負っている。


名言

  • あそびなんかじゃない サッカーはおれの夢だ!!
  • おれは大空翼!! 日本をワールドカップで優勝させる男だ!!

ヒロイン

(さなえ)

小学校時代は応援団長を勤める「あねご」。中学に入って激変する。


サブ

若林 源三 (わかばやし げんぞう)

日向でも岬でも良いかもしれないが、ここでメインのサブキャラとして紹介すべきなのは、最大のライバル・若林だろう。1 巻の初登場時に、既に修哲小で無失点の全国優勝を達成している。最初の方のエピソードに少し小者感が漂うのは 飛影 と同じで残念なところだが、まあ小学生ということで深くは突っ込まないようにしたい。

強すぎるキャラクターなので、実はあまり試合に出ていない。小学校の全国大会は決勝戦のみで、その後はドイツへ渡ってしまう。次にまともに試合に出るのは、なんと最終戦の西ドイツ戦。


名言

  • 「なんで石崎なんかにパスを・・・」は地味に面白いと思う。こういうセリフがさらっと出てくるのは、昔の名作漫画によくある。
  • ケガした足を軸足にするより けったほうがましなんだ!

その他のキャラ

岬 太郎 (みさき たろう)

父が絵描きで、絵の題材とともに日本中を旅しているので、数ヶ月ごとに転校するという可哀想な小学生時代を送っている。


日向小次郎 (ひゅうが こじろう)

  • なんの用だ てめえら わざわざおれんちのきたない家をみにきたのか (三杉と弥生が家を訪ねてきたとき。一言目にこれを言える精神は凄い。)
  • はやくブラジルへいっちまえ。おまえが日本にいて おれの目の前でウロチョロしやがるから おれは おまえを おまえだけを めざしちまうんだ
  • みんなで ちかいあったサッカー世界一への夢 まかせたぞキャプテン・・・

三杉 淳 (みすぎ じゅん)

心臓病を抱える天才プレーヤー、ガラスのエースでフィールドの貴公子。翼を超える実力がありながらもハンディのあるジョーカー的な存在感があり、アルゼンチン戦での活躍は感動ものの集大成。

  • もし 1 分や 2 分しかプレイができなくても ボクはかならずグラウンドにたつ そして いつかこの心臓病にもうちかってみせるよ

松山 光 (まつやま ひかる)

キープ力と根性に優れる北海道・ふらののキャプテン。対戦中にオーバーヘッドから落ちてくる翼を受け止めるなど、爽やかすぎる努力型のプレーヤー。ハチマキが似合う。中学に入ってから身に付けた、地を這うイーグルショットはかっこいい。

  • おれは翼や日向のような天性のサッカーの才能はない! だから練習するんだ 才能のないやつは努力するしかないんだ!!

若島津 健 (わかしまづ けん)

正統派の若林に対して、手刀ディフェンス、三角飛びなどを駆使するイロモノの GK。空手道場の次男のようだ。


森崎 有三 (もりさき ゆうぞう)

弱い GK の代名詞のように扱われることもあるが、若林・若島津に次ぐ日本第三の GK であり、小中の全国制覇とユース選抜歴をもつ一流の選手である。初見の必殺シュートは大体決まるものであるが、中学校花輪戦では、自分では受けたことがなく、小学校時代に一度見ただけのツインシュートを止めて、南葛を勝利に導いている。

関連ページ

  1. サッカー漫画の名作「キャプテン翼」が段々つまらなくなってしまった理由. Link: Last access 2020/06/15.
  2. 「キャプテン翼」の高橋陽一先生の打ち切りの軌跡 - ちゆ12歳 Link: Last access 2020/06/15.

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