おすすめ漫画: Be Blues ~青になれ~ のレビュー

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このページの最終更新日: 2024/01/23


ケガで数年のブランクを余儀なくされた天才サッカー少年・一条龍の活躍を描くサッカー漫画。

サブには桜庭を取り上げたが、他のキャラクターもいい。努力でスタミナを身につけたサイドバックの優人、元チームメイトで現在は同世代のトップを走る久世立彦、GK のナベケン、武蒼で唯一の U17-日本代表で龍の理解者となる橘レノン。どれも魅力的なキャラクターだ。小早川とポチはあんまり好きじゃない。

全 49 巻と長いので、人物紹介は最初の方のストーリーからになっている部分が多い。桜庭などは (その成長はきちんと描かれているものの)、かなり性格が変化している。

2023 年 12 月、おすすめ度を 4.5 から 4 に変更。

Be Blues 評価チャート

主人公

一条 龍 (いちじょう りゅう)

将来を期待されたサッカーの天才だが、小学校時代に幼馴染の優人を助け、全治数年の大怪我を負ってしまう。

復帰後、天才的なボールタッチは戻っていないが、判断の速さ、強い意志を特徴とする努力型のプレイヤーに成長。

高校選手権が終わって、バイエルンの一員となって物語は終了する。最後の方が駆け足で、プロ編や日本代表編もなかったので、ネットでは打ち切り説もあるようだが、これはもともと一条龍の復活物語だったので、怪我の前の輝きを取り戻して終了というのは納得できる。

ただし、最終戦、澤村が強すぎなのはちょっと納得いかない。

Be Blues 主人公 一条龍

ヒロイン

滝沢 アンナ (たきざわ あんな)

幼馴染の優希が本来のヒロインであるが、ここは個人的な好みからアンナを推したい。

フィギュアスケートの名選手であるが、大きな怪我をしてしまい自暴自棄に。病院でのリハビリ中に龍と出会う。前向きな龍の姿勢に励まされてリハビリを積極的にこなすようになる。やっぱり大好き (母国語)」。

龍を導くミルコ・コヴァッチ監督の孫娘、セルビア人と日本人のハーフ。ミルコは旧ユーゴスラビア代表監督で、のちに武蒼の監督に就任する。

高校生になった頃から、次第に江藤さんにヒロインの地位を奪われてしまったのが残念。


Be Blues 滝沢アンナ

サブ

桜庭 巧美 (さくらば たくみ)

古くはキャプテン翼やスラムダンク、別ジャンルでは 出会って 5 秒でバトル のように、最初に出会うライバルがやっぱり最強であるというキャラクター。年代別代表のレノンやノア、武蒼の DF なども寄せ付けない超絶的な技巧をもち、一条にも「こいつには負けたくない」「オレは、すごい あいつと対等でいたいんだ!!」と言わせるほど。ただし性格はワガママ、オフザボールの動きも当初は全くない。

のちに、テクだけの自分に限界を感じ、ミルコのもとで理論を学び始める。負けたくないが故に龍にバスする選択をする場面は感動。

愛犬の名前はガリンシャ。

Be Blues 桜庭巧美
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その他名言

  • PK 戦の勝負の行方は、正直オレにはどうでもいい。... あいつによろしく。いつかまた一緒にやろうって (立彦)。
  • 鎖とはチーム... 輪は選手... 強靭な輪ががんばろうと、鎖は弱いところで切れるのだよ (ミルコ)。
  • 基礎なのだ。用意のできた者同士で目を合わせて出すんだ。これができなければ技術が足らないということになる。常々... 日本人は技術のとらえ方が間違っていると思っていた (ミルコ)。
  • ポゼッションかカウンターかではなく、ポゼッションもカウンターもだ。or ではなく and! (ミルコ)。

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