お勧めコミック: 将太の寿司のレビュー
ミスター味っ子 (Amazon link) の著者・寺沢大介の作品。よくわからない採点基準の、よくわからない観客のいるトーナメント戦が多い。しかし、全般にトーナメントでないエピソードの方が面白い。早い握りとか、包丁の使い方とか、非現実的な技もいろいろ出てくる。つまり、謎の世界観で進んでいく物語である。観客が美味いものを食べたときの反応も、とくに全国大会編あたりになると、気持ち悪い絵が多い。
ベタなんだけど、歳をとって涙腺が緩くなった私を泣かせにくるエピソードがときどきある。親子の包丁の話、坂田の 100 円寿司の話など。
美味しんぼにもネタがあるエピソードが結構あったように思う。根付きのサバ、フォアグラよりアンキモなど。
本編と全国大会編を合わせてレビューする。「将太の寿司 2」が 2020 年夏の時点で連載中である。
主人公
関口 将太 (せきぐち しょうた)
北海道・小樽の寿司屋「巴寿司」の息子。登場時は中学三年生。実家の寿司屋が、なぜか将太や父を憎む「笹寿司」によって潰れそうな巴寿司を守るため、一流の寿司屋になって家を守ることを決め、東京の鳳寿司で修行を重ねる。
材料選びで失敗することが多いが、数日の努力で数年の修行を追い越せる稀有な才能をもっているため、ほとんどの勝負で勝利する。
ヒロイン
伏見直子
本来のヒロイン格、渡辺さんがウィーンに旅立ったあとの、将太の浮気相手。鳳寿司の常連客である加藤の孫で、体調を崩し魚が食べられなくなった祖父を貝の寿司で救ってもらったことから、将太を慕うようになる。けっこう遊園地とか行ってた気がするんだが、渡辺さんはどこまで知っているのだろうか。
サブ
大年寺 三郎太 (だいねんじ さぶろうた)
仙台での三番勝負で主人公の将太に土をつけた、伝説の寿司職人。口の形が変な 28 歳。最後まで読んでみると、将太を虐めた上でラスボスになり、さらには鳳寿司の親方にまでなる佐治の方が、ここで紹介するに相応しいキャラかもしれない。再読したら、佐治の紹介も加えよう。
全国大会編の四回戦で、将太と二回目の対決をすることになる。闘気を発して濡れた体を乾かしたりすることができる。
名言
- このオレに 判別できぬ魚はこの世に存在しないのだ!!!
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関連サイト
- アンサイクロペディア: 将太の寿司. Link: Last access 2020/07/29. ツッコミが多数あって面白い。
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