お勧めコミック: 美味しんぼ 21 から 47 巻のレビュー
二木さん、金城さんが登場してから山岡さんと栗田さんが結婚するまでの時期を中期とした。伝説と言ってもいい 美味しんぼ初期 に比べると勢いは衰えているものの、改めて読んでみると面白く、名言も依然として多い。
- 士郎に言っておけ。一番うまい豆腐は、やはり豆腐なんだと。
- 過去を忘れる訳にはいきません。だが人間は、現在と未来に生きるのです。
- 私は冷めかけた土鍋蒸しみたいな女だわ。そんな冷めかけた土鍋蒸しを食べてくれるのは、あなたしかいないのよ。
- 私に教えを受けるには、それなりの資格が必要です。幼稚園児に大学の講義を聞かせるのが無意味なのと同じ。
- ヒラメがシャッキリポンと、舌の上で踊るわ!
- この海原雄山、天が下に恐れるものいっさいなし! ただ自らの芸術の完璧ならんことを追求するのみ!
- グータラでいいかげんで、団さんや近城さんみたいに社会的に成功する望みはないだめな男だけど、山岡さんは周りの人間を幸福にするわ。
個人的にツボだったのは、このやりとり。
一方、栗田さんの劣化はとくに 40 巻以降で著しい。海原雄山至上主義が強まっており、栗田母という美味しんぼ屈指の悪キャラも存在感を増してくる。
重要人物
二木 まり子 (にき まりこ)
二木財閥の令嬢。美人で
山岡と結婚しようとさまざまな手を尽くすが、結局近城と結婚することになる。
近城 勇 (きんじょう いさみ)
「世界味めぐり」の企画に参加することになったフリーのカメラマン。栗田さんに惚れている。
貧乏な家の出でコンプレックスがある。しかしカジキの刺身は美味しそう。茶碗蒸しをけなすと、母親を侮辱したのと同じことになるので注意が必要。
団 一郎 (だん いちろう)
コンピューターソフトの開発で成り上がった社長。ゆう子という妹がいる。
栗田さんと結婚するため、登場した直後は山岡を排除しようと動く。妹のエピソードなどを通じて徐々に信頼関係を気づいてゆき、最終的には潔く身を引くことになる。
そのエピソードでは、団社長の部下が意見の不一致を理由に会社を辞めそうになっている。その間を山岡に取り持ってもらう。その後のセリフが以下。
名言
- 僕は何をするべきか見えてきたな... うん、僕は成り上がりなのに、人の心がよくわかるという自信がついたよ。それでは、僕はここで失礼する。
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関連サイト
- 美味しんぼ 海原雄山解剖学. Link : 山岡士郎観察記もとても面白い.
- 美味しんぼ感想 1-100 巻. Link: 1 巻ごとに 100 巻まで解説あり。
- 【カオス通信】山岡士郎が驚愕変貌!『美味しんぼ』100巻と1巻の比較で涙目. Link.
- スピリッツに舞い降りたツンデレ天使 栗田ゆう子. Link: 栗田ゆう子は大きく 4 期に分けることができるという考察. Last access 5/25/2017.
- 美食界のケンカ屋・山岡士郎その戦歴. Link.
- 美味しんぼコラ傑作集. Link.
- 明日へのメモランダム 美味しんぼへのエール. Link: 秀逸なブログです。鼻血の話については、後ほど別のページで掲載する予定。
- 美味しんぼ -名言集- Link.
- 山岡士郎にパジャマを着せるな. 美味しんぼ~なぜ栗田母は山岡に辛く当たるのか. Link: Last access 2018/11/18.
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