私の好きな綾辻行人作品ランキング

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このページの最終更新日: 2025/09/24

  1. 綾辻行人
  2. 第一位: 十角館の殺人
  3. 第二位:
  4. その他作品

綾辻行人

1980 年代後半から 90 年代にかけて展開された「新本格ムーブメント」の代表的な作家。叙述トリックが多く、ホラー的な作品も結構ある。やはり代表作の「館」シリーズが面白いと思う。

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第一位: 十角館の殺人

デビュー作であり、島田潔と中村青司の館が出てくる「館シリーズ」の第一作でもある。この「館シリーズ」の累計発行部数は、2024 年 12 月時点で 750 万部を超えている (参考)。2024 年には映画化も。大学 4 年生の冬に、この作品の原型で江戸川乱歩賞に応募し、第一次選考に残った作品でもある。コミカライズもされているようだ。

島田荘司 の推薦を受けて発売された。探偵役の島田潔は、やっぱり島田荘司 + 御手洗潔なんだろう。

登場人物はミステリ研の学生たちで、エラリイ、アガサなどのニックネームで呼び合っている。このミステリ研では、中村青司の娘が急性アルコール中毒で死亡した事件があった。その復讐のため、学生たちが島の「十角館」に集められ、「そして誰もいなくなった」のような形で殺される。

やはりミステリ研のメンバーである守須と河南は、島の外から中村青司一家殺人事件の謎解きをする。十角館に渡った学生たちが全て死んでしまったあと、衝撃の一行「ヴァン・ダインです」がくる。

ヴァンの独白のあと、島田が彼を訪ねてくる場面で終了。島田による謎解きはない。探偵の魅力がいまいち描かれていなかった、という気はする。



第二位:


第三位:

その他作品

どんどん橋、落ちた

五編が収録された短編集。難しい。まず、U 君は叙述トリックをいろいろと考えていた若い頃の自分と思われる。綾辻行人の本名は「内田」。登場人物?や犯人?が、猿だったり犬だったり、犬に育てられた人だったりする、挑戦的な叙述トリック。

後半に行くほど難しくなる。特に「自分が蟻である」という最後のオチ。ある Yahoo 知恵袋 によると、大きな甲虫は本格ミステリ、自分はそれを貪り続ける蟻であるという決意表明、という書評があったらしい。


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「あとがき」で当サイトを参考にしたと書いてくれているラノベです。面白かったです。

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