おすすめ漫画: 親愛なる僕に殺意を込めてのネタバレレビュー
概要
二転三転するストーリーは、マイホームヒーロー の第一部、約束のネバーランド の修道院編と同レベルの極上サスペンス。絵も非常に上手いが、その分グロい場面はかなりグロい。話も面白いのだがかなり重く、登場人物のほとんどが闇の部分を抱えている。このあたりのダークな面を考慮して、お勧め度は低く抑えた。
以下、LL の正体などストーリー上重要なネタバレ。人物紹介のところには、とくに隠さずネタバレしているので、読みたくない方はここでストップして下さい。
主人公
浦島/八野衣 エイジ (うらしま/はちのい えいじ)
解離性同一症で、眠ることがトリガーで、不規則に「B一」という人格に入れ替わる。
実は、B一 (八野衣 エイジ) がもともとの人格で、気が弱く人のいい「浦島エイジ」があとから作られた人格である。八野衣の方は父の無実を信じ、復讐に人生をかける。
最終的には、浦島エイジは消えたままになってしまうのだが、驚いたときに耳を触る癖が八野衣の方に伝わっていて、少しだけ救いになっている。
ヒロイン
雪村 京花 (ゆきむら きょうか)
画力もあって理想的なヒロインに思えた京花の闇堕ち (というか、暗黒面が明らかになった) 場面はトラウマレベル。ベッドで笑ってる顔とか、整ってる分めちゃくちゃ怖い。
父は白菱正人。幼い頃に虐待されて育つが、LL が姉の白菱凛を殺したことで家族が崩壊し、結果的に救い出されたことになる。LL を崇拝しエイジに近づく。
畑中葉子を殺したのは京花。京花はエイジが LL のような存在になることを望んでおり、そのために LL 事件を真似て葉子を殺す。その後キーとなる 11 月 18 日に2人のエイジの人格統合を試み、浦島エイジを消してしまう。
京花を刺したのは、エイジの妹である乙。幼い頃にエイジに脅されてから、ずっとエイジの大切なものを壊すチャンスを探していた。
サブ
真明寺 麗 (しんみょうじ れい)
唯一、ダークサイドがないメインの登場人物ということで、このページを少し明るくするために抜擢。最後に探偵事務所を作っていたのはなんか救いになった。
泥棒の父に教育されたためピッキングなどが得意。小さい頃から忍び込むのが好きだったが、忍び込んだ先である日 LL に殺されかけている白菱凛 (実際は白菱凛ではない 6 人目の被害者) を目撃する。白菱凛は仲の良いお姉さんだったため、彼女を救えなかった罪悪感から、真明寺は LL 事件をずっと追うことになる。
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