お勧め漫画: 僕だけがいない街の感想

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このページの最終更新日: 2023/06/08

  1. 概要
  2. 主人公: 藤沼 悟 (ふじぬま さとる)
  3. ヒロイン: 藤沼 佐知子 (ふじぬま さちこ)
  4. サブ: 雛月 加代 (ひなづき かよ)
  5. 映画・アニメ

概要

主人公が過去にタイムスリップして、事件を解決 (起こらないようにする) する話。いまはタイムリープという言葉のが普通なのか。ある意味よくあるストーリーに聞こえるが、よく練られたプロット、山ほどある伏線、綺麗な絵、魅力的なキャラクターで非常に面白い漫画に仕上がっている。

愛梨の扱いがが最終的にどうなるのか気になっていたけど、なんだかポジティブに進展しそうで安心。未来に期待。あと、タイトルの意味が最後になってわかるのもいい。ネガティブな意味でなくて本当に良かった。

悟の母親、52 歳なのに若すぎ。ケンヤ、11 歳なのに頭良すぎ。

三部 けい、全 8 巻。

僕だけがいない街 評価チャート

主人公

藤沼 悟 (ふじぬま さとる)

2006 年では漫画家志望のピザ屋のバイト。「リバイバル」という能力がある。自分の周囲で何か不幸なことがおこると時間が巻き戻り、それを解決しなければならない。

子供の頃に巻き込まれた誘拐事件に関連して、母親が殺されてしまう。これによって 1988 年まで戻る大きな「リバイバル」が起こり、誘拐事件の解決に奔走する。

親に恵まれ最高の環境で育っているが、最初の時間軸では、なぜかコミュニケーションの苦手な大人になっている。「・・声に出てた」というのはちょっとよくわからない。

僕だけがいない街 藤沼悟

ヒロイン

藤沼 佐知子 (ふじぬま さちこ)

妖怪のごとき若さと洞察力を誇る悟の母親。もと報道部アナウンサー。「冗談に決まってるべさ」というときは冗談じゃない。

母親殺しの容疑者になったときにも、「あの人は自分を殺すような子供を育てないからさ」といって疑いを解かれるほど。15 年の間、毎日 4 時間も体を動かしてくれる。こういう親になりたい。

名言
  • 自分の子が何事かに興味を持ったなら 応援するのが親ってもんだべさ。
僕だけがいない街 藤沼佐知子

サブ

雛月 加代 (ひなづき かよ)

ヒロインとして考えていたが、衝撃の結婚のためこちらに。

母親に虐待を受けて一人ぼっちでいることが多く、もとの時間の流れでは誘拐犯人に殺されてしまう。タイムリープした悟は、まず雛月を助けるために行動を起こす。小学生カップルの様子が微笑ましい。「バカなの?」が口癖。

名言
  • ひとりぼっちで居る事しか想像出来なかったあたしが 今... こうして家族と居られるのは 悟が居てくれたおかげだよ。
僕だけがいない街 雛月加代

よくわからないのは雛月とアイリの関係だ。そもそも、アイリの存在も物語にどう効いているのか、いまいち飲み込めていない。現代で主人公の心の支えとなっているのはもちろんなのだが、別に雛月とオーバーラップさせる必要はないような気がする。

  • 冒頭の交通事故の場面でも、雛月の絵にアイリのセリフ「目があいた」がオーバーラップ。
  • 雛月の「演じてるうちに本当になる」と、アイリの「口に出して言ってるうちに本当になる」

映画・アニメ

連載終了直後の 2016 年には映画が公開された。主演の佐藤健をはじめ、有村架純、山田孝之、小松菜奈、鈴木亮平など豪華なキャストが出演。原作とはいろいろ違う点があり、漫画を読んだ人でも楽しめるはず。

映画版では、舞台が岐阜県から東京に変更されている。また、主人公の父親が生きており、彼との関係性が描かれるほか、原作にはない新しいキャラクターも登場する。さらにエンディングまで違っているようで、ファンなら必見の一作と言える。


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