おすすめ漫画: Darwin's game のレビュー
概要
最初はよくある異能ゲーム漫画で、ちょっと絵がきれいなだけぐらいに思っていたのだが、のちに考えを改めた。キャラクターの魅力、ストーリー、画力など全般にレベルが高いことに加えて、設定がよく考えられている。
後半になるにつれて明らかになる、タイトルの意味がわかるような世界観。ハーレムっぽくなるのは現代漫画の宿命なので仕方ない。キャラが多くなりすぎるということで、スズネをメイングループ外したのは英断。
2024 年 1 月、30 巻で堂々の完結。最後は時間が行き来して複雑になるが、納得の結末だった。
ネタバレありで世界観についてもメモ。
主人公
須藤 要 (すどう かなめ)
友人のキョウダが助けを求めてカナメを招待したことから、ダーウィンズゲームに巻き込まれる。シギルは、実体のある幻影を操る念動力、「火神槌」。記憶した武器などを作り出す能力で、銃火器もありなこの世界では便利ではあるのだが、ちょっと便利屋的で、主人公の力として相応わしいほどの格がないように感じてしまった。
ただ、後半では「情報次元にアクセス」みたいに説明されていて、それを読んだときはちょっとかっこいいと思った。
ヒロイン
柏木 鈴音 (かしわぎ れいん)
正式なヒロインはシュカなのだろうが、いきなり裸で寝ていたり、性格にかなり難があったりするので、ここはレインでいきたい。13 歳という設定で、ちょっと躊躇もしたのだが。
シギルは「世界関数」と書いてラプラス。ラプラスの悪魔に由来するシギルで、情報分析や未来予測を行う。その力を応用して、長距離狙撃や多少の戦闘も可能。内界観測はカンブリア爆発。
サブ
タゴナカさん (田護中 幸正、たごなかゆきまさ)
ストーリー上で重要なキャラは他にもたくさんいるのだが、ここはタゴナカさんを推したい。シギルが死んでしまった愛犬を呼び出すなんて素晴らしすぎる。タロウにもっと活躍してほしい。
関西弁の刑事。フルネームは明かされていないのかと思っていたが、実は 1 巻で提示している警察手帳にフルネームと巡査部長という役職が書かれている。
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