おすすめ漫画: 無能なナナのネタバレレビュー

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このページの最終更新日: 2024/03/18

  1. 概要
  2. 主人公: 柊 ナナ (ひいらぎ なな)
  3. ヒロイン: 犬飼 ミチル (いぬかい みちる)
  4. サブ: 小野寺 キョウヤ (おのでら きょうや)

概要

特殊能力をもつ少年少女がある島に集められ、「人類の敵」と呼ばれるモンスターと戦うために学校で学んでいる。能力には時間遡行、不老不死など派手なものが多い。しかし、実は能力者たち自身が一般人から「人類の敵」と見做されており、これは実は能力者たちを隔離する手段だった。彼らを一人ずつ殺していくために、柊ナナが島に送り込まれる・・・

第一話で「能力を打ち消す」という主人公っぽい能力者の中島ナナオがメインキャラと思わせておいて、いきなりの方針転換。「無能なナナ」というタイトルも駆使したひっかけ。このような突然の主人公の転換は、鬼獄の夜屍人荘の殺人 (どちらも Amazon link) などでもみられた、わりと新しい手法のように思う。

原作・るーすぼーい、作画・古屋庵。2020 年にはアニメ化もされている。2024 年 3 月現在、既刊 11 巻。

無能なナナ 評価チャート

主人公

柊 ナナ (ひいらぎ なな)

能力者を殺すための刺客として送り込まれた。ナナ自身は能力者ではないが、「人の心を読める」能力をもっていると偽装している。この偽装が通じるほどの高い推理力、洞察力をもっており、それらを武器に能力者たちを暗殺していく。

子供の頃、窓を開けっぱなしにして夜中にこっそり外出したことで強盗の侵入を許し、両親が殺されてしまったというトラウマを抱えていた。しかしミチルの助けを借りて克服。やがて、鶴岡に与えられた使命に疑問を抱くようになる。

無能なナナ 主人公 柊ナナ

名言

  • ミチルちゃんがわたしにくれた 一番大事なものは 自分と - 自分の本心と向き合うということだ わたしはもう 誰かの言いなりにはならない

ヒロイン

犬飼 ミチル (いぬかい みちる)

舐めることで傷を癒せる能力。ただし、その分自分の寿命が縮んでしまう。「ヒトミしゃん」との出会いによって、それでも人を助けたいと思うようになる。

自分をいじめていたキララなども迷わず助けようとする人柄が、ナナの心変わりのきっかけになるが・・・

無能なナナ 犬飼ミチル

サブ

小野寺 キョウヤ (おのでら きょうや)

キャラクターでは橘ジンも好きなので、そのうち追加するかも。本来の姿ではないのだが、猫目、キバ、スーツ姿と魅力的な点が揃っていて、能力や役割も良い。

下のキャプチャは、最初の方からナナを疑い、探偵役を務める小野寺キョウヤ。第一話でやってくる転校生で、能力は不老不死。妹が能力者で、この島で行方不明になったという事情があるらしい。

不老不死は非常に強力な能力だが、後半になるにつれてその代償が明らかになる。キョウヤは記憶を長い間保持しておけないため、細かく日記をつけている。妹のリンは、自分の体が弱いために兄に迷惑をかけているのが心苦しく、日記に細工して自分を消し去ることにした。このくだりはとても切ない。

無能なナナ 小野寺キョウヤ

名言

  • この漫画にもあるじゃないか 敵対してたやつらが 手を取り合って 巨悪に立ち向かう なにか事情でもあるなら聞くぞ?

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