おすすめ漫画: アラクニドのレビュー

UBH/comic/comic_2/arachnid

このページの最終更新日: 2024/01/23

  1. 概要
  2. 主人公: 藤井 有栖 (ふじい ありす)
  3. ヒーロー: 蜘蛛さん
  4. サブ: 敵のボスたち

節足動物のウンチクが詰まった異能バトル漫画。

ちょっと残念なのは、節足動物の能力が現実的な (もちろん、漫画のレベルで) 能力の範囲内なのか、魔法のような能力なのか、はっきりしないことだ。冒頭からそれは現れていて、たとえば「蜘蛛」のメイン武器「蜘蛛糸」。太さ 5 µ m の蜘蛛の糸 19 万本分を特殊なパターンで編んだもので、センサーとして作用し、かつ高い強度を誇る。これは私にとってはまだ現実の範囲内なのだが、制御を失うと術者に襲いかかってくるというのは魔法のように思える。

あとは、「最強」が次々と出てくるのも少し困る。もちろん完全に序列をつける必要はなく、状況によって強さが変わってくるのはわかるのだが、もう少し秩序があってもよかった。

人物紹介はネタバレあり。

アラクニド 評価チャート

主人公

藤井 有栖 (ふじい ありす)

先天性集中力過剰 congenital excessive concentration という精神疾患を抱えており、物事に集中しきってしまい、周囲が見えなくなることがある。そのために高校ではいじめを受けてきたが、「蜘蛛」となってからはこれを戦闘に生かしている。わずか 2 週間で、先代「蜘蛛」の戦闘技術を学び切った。

「生まれついての殺人狂」っていう結末は、どうもよくわからない。

アラクニド 藤井アリス

ヒーロー

蜘蛛さん (くもさん)

先代の「蜘蛛」、殺し屋。

「組織」の命令でアリスの父親を殺害。さらにアリスも殺そうとした際に、アリスも自分と同じ「先天性集中力過剰」を抱えていることに気付き、アリスを殺し屋として育成することにする。

アリス育成後、「自身を殺すに見合う資格のある者を探していた」ということでアリスに殺されるように仕向けるが・・・


アラクニド 蜘蛛

サブ

敵のボスたち

この漫画は、ボスが「実は誰々だった」と次々に登場してくるのが特徴。

まずは雀蜂がボスかもしれないと思わせるミスリーディングから、軍隊蟻の黒川沙羅。女王蟻と思わせつつ、実は監視兵であったことがわかる。

本当の女王蟻は、メガネの倉本藍。人を操ることができる。

ネジレバネの田嶋頼子が、最後に明らかになる黒幕。もともと幼形成熟する虫で、頼子も体が成長せずに長寿。能力の衰退とともに体の成長が再開したことから、アリスを「蜘蛛狩り」を通して鍛え上げ、「雀蜂」として支配したかった。


アラクニド 田嶋頼子
広告

コメント欄

サーバー移転のため、コメント欄は一時閉鎖中です。サイドバーから「管理人への質問」へどうぞ。