おすすめ漫画: マネーの拳のレビュー

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このページの最終更新日: 2021/07/19

ドラゴン桜 で有名な三田紀房の金融漫画。全 12 巻。他の作品としては、砂の栄冠 もレビューしている。どれも似たような雰囲気がある。

ボクシングチャンピオン・花岡は、引退後に居酒屋の経営を始めたが、どうもうまくいかない。ある日、テレビ出演をきっかけに「会長」塚原に出会う。塚原は、花岡に 1 億円を投資して新しい事業を始めさせるが、10 人のホームレスを雇うという条件をつける・・・

アパレル T-BOX の立ち上げ、上場、買収防衛など、花岡が経営者として成功を収めるまでのさまざまな局面を描く。

後半になると、大きなコマ割りのイメージ画像が増えてくるのが少し残念。


マネーの拳 評価チャート

主人公

花岡 拳 (はなおか けん)

本名は「健」。もとボクシングの世界ジュニアフェザー級チャンピオン。引退後にビジネスを始める。ボクサー時代も、「世界一・・・頭がキレてた」からチャンピオンになれた、と言われるほどの頭脳派。

初期には、会長の受け売りのような妙な名言もどきを宣うことがある。「とびっきりのウソつきなのさ・・・」。組織には優秀な奴が 3 人いれば十分というのは、会長の言葉でもないし、どういう根拠で出てきたセリフなのかよくわからない。

名言

  • 俺は場外乱闘はしない。常にリングの上で堂々と闘う。
  • 俺は誰も信用しない。そのかわり責任は取る!
マネーの拳 花岡

ヒロイン

井川 泰子 (いがわ やすこ)

大商社・一ツ橋商事のやり手ビジネスパーソンとして登場。花岡を目の敵にして様々な妨害を仕掛ける。「人を人とも思わない、相手を傷つけることなんてお構いなし。自分の目的のためなら手段選ばない。まともな人間の神経じゃない。はっきり言っておかしい」と花岡に評されるぶっとんだ人柄。

しかし、外資による買収騒動後は、T-BOX の専務として出向してきて業績アップに貢献することになる。最終的には、花岡の後任として社長に。


 マネーの拳 井川

名言

  • ビジネスなんてバリバリ私情・・・個人的感情でやるものよ。
  • 会社が儲かるとか私にはどうでもいいこと、知ったこっちゃない。私は個人的満足感を満たすために仕事すんの。

サブ

「会長」塚原 為ノ介 (つかはら ためのすけ)

通信教育などで財を築いた大金持ち。腕時計は 800 万。人をコマにして遊ぶ悪いクセがあるが、「金持ちは馬を買わなければならない」理論は納得。研究者も援助している。

一片の曇りもなく死にたいというラオウのような望みを持っている。

マネーの拳 塚原会長

雑感

私がマネーの拳から学んだこと

会社の上場

株式を公開するということは、会社が創業者の持ち物から、いわば公共物に変化することを意味する。高いレベルのマネージメントが求められるほか、買収などの市場経済に会社をさらすことになる。

従業員の持ち株会

株式会社で、敵対的買収を防ぐために社員が自社の株を保有することが多い。

ストックオプション

会社の発展に貢献した人に、一定の値段で株を購入できる権利を与える。株価が上がれば、そのまま資産になる。株を与えるのか、株価が上がっても一定額で購入できる権利を与えるのか?

買収防御策

何か別のドラマか漫画でも、これらの言葉を見たことがある。英語だし、洒落て聞こえるので使ってみたくなるのだと思う。どれだけ業界で実際に使われているのかは知らない。

  • ゴールデンパラシュート: 買収される企業の取締役退職金を高く設定しておく。買収後、取締役の解任に費用がかかるため、買収者の意欲を削ぐ効果がある。
  • シャークリペラント: 会社の定款を変更して、買収者に不利益になるようにする。役員を時差をつけて選ぶシステムにすれば、一度に追放されることを避けられる。
  • クラウンジュエル: 会社の魅力を下げて、買収者の意欲を削ぐ。子会社の切り離しなど。買収をかわした後の回復が大変。
  • ホワイトナイト: 友好的な相手に買収・合併してもらう。

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