お勧め漫画: 砂の栄冠の感想

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このページの最終更新日: 2024/01/23

作品紹介と感想

ドラゴン桜マネーの拳 の三田紀房による野球漫画。映画の KANO にもちょっと通じるところがあるかもしれない。

創立 100 周年を迎えた樫野高校は、初の甲子園出場を目指し、野球部に特別支援をしていた。しかしあと一歩で甲子園出場を逃し、エースの中村も卒業してしまう。

2 年生エースの七嶋を中心にチームは再スタートを切った。その矢先、樫野野球部の長年のファンだったトクさんが、「野球部を強くしてくれ」とこっそり七嶋に 1000 万円を渡しにくる。

全 25 巻。

砂の栄冠 評価チャート

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主人公

七嶋 裕之 (ななしま ひろゆき)

通称ヒロ。新生樫野野球部のキャプテンで、ピッチャーとしても打者としても全国レベルの選手。本来はひねくれた性格だが、トクさんの気持ちに応えるために全てを犠牲にしようと誓う。大阪で会った高校野球を愛する小林さんたちにも心を開いている。

母は看護師、父はろくでなしで、ヒロが小六のときに離婚している。父が今でも金をせびりにきて、これがヒロのお金に対する考え方にも影響している。

表向きは理想的な主将として振舞いつつ、勝ち進むためには自らがダークサイドに堕ちることも厭わない。


砂の栄冠 七嶋裕之

ヒロイン

遠藤 蘭 (えんどう らん)

七嶋の幼馴染、野球部のマネージャー。名前はヒットエンドランから。

トクさんからの 1000 万円の存在を知る、ヒロ以外では唯一の部員。個人的には荒川千晶のがキャラが立ってる気がする。


砂の栄冠 遠藤蘭

サブ

曽我部 公俊 (ガーソ)

樫野高校野球部の監督にして、野球部強化の最大の問題点。

リスクを嫌い大事な場面で動けない一方で、相手が名監督だったりすると対抗心を燃やして突拍子もない采配をする。画像は七嶋にバントをさせたあとの一場面。

選手の努力も自分の手柄にしたがる。悪役だけど非常にいいキャラだと思う。こういうオヤジ、たくさんいるよなあ。最後の試合のみ、ちょっといいやつになる。


砂の栄冠 曽我部公俊 ガーソ
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雑感

甲子園球場

甲子園球場は、そもそも高校野球をするために建設されたスタジアムらしい。現在の高校野球の前身である全国中等学校優勝野球大会が初めて行われたのが 1915 年。人気のため 1923 年の第 9 回大会で球場が観客を収納できなくなった。

新しい球場が 1924 年に完成し、これが甲子年だったことから甲子園大運動場と命名したらしい。

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