フォーチュンクエスト・シリーズの感想

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このページの最終更新日: 2024/11/10

作品紹介と感想

まだ続いてたのか、というのが最初の感想。小学生か中学生か忘れたけど、昔はけっこう楽しく読んでいた。ラノベなんていう言葉ができる以前からあったシリーズで、個人的には真面目なロードス島戦記と、遊びごごろのあるフォーチュンクエストが二大ファンタジーだった。

古本屋で格安だった新シリーズを何冊かと、家の本棚にまだあった旧シリーズを再読。


旧は名作。バランスがいい。

大人になってから読んだ感想は「バランスいい」だった。巻数ごとに紹介。

  • シロと会う 1 巻。
  • もう一つドラゴンを重ねるけど、ちゃんとしたダンジョン探検。起承転結で言うなら承の 2 - 3 巻。
  • クレイが初めて活躍する 4 巻。謎の行商人という大きなテーマが見えてくる。
  • キットントラップが大活躍、ミステリー要素、宗教、奇術と盛りだくさんの 5 - 6 巻。
  • 舞台を海に移して 7 と 8。

評判ほど悪くない新。

新作のネットでの評判は悪い。曰く「パステルがうじうじ悩みすぎ」、「恋愛要素が入ってきてダメになった」。もちろんこういう展開は好きじゃないので、これが本当なら、格安とはいえ金を無駄にするかも・・と思いつつ読んでみる。箇条書きの番号は巻数。

  1. シロの母に会う。
  2. キットンが記憶を取り戻す。仮想ダンジョンの探検。ギア登場。
  3. キットンの借金を返すため、パステルが王女に変装。ギアに告白される。
  4. 本物の王女が登場、パステルと入れ替わる。パステル、マリーナに冒険者休業の相談。ギアからプロポーズ。
  5. 王家の塔に挑戦。パステル、冒険者を続ける決意。宴の場面で、みんなが一人ずつパステルに話してくるのは名場面。ギア旅立つ。クレイの剣、伝説の剣疑惑。
  6. 家を買う。パステル、リタに非恋愛宣言。クモ的なモンスターと戦い、家が燃えて旅立ち。
  7. クエストに出発、ダンジョンの掃除とか。アンジェリカ王女が登場いきなり出てくるが、コミックのキャラクターらしい。
  8. ダンジョンを修復しながら逆にたどるクエスト。途中で抜け出す。jb再登場が嬉しい。
  9. カエル、謎の行商人と対決するダンジョン、クレイ活躍。ルーミィも、みんななんだかんだ言って強くなっている。

新も悪くない、という感想。ギアはパステルにキスすべきでなかったと思うし、パステルも旧に比べると落ち込み・うだうだしてるのが若干多い。しかしどちらも許容範囲で、ギアもいなくなったことだし、旧シリーズの続きとして十分に楽しめると思った。

外伝、バイト編もあり。ミケドリアは鳥だと思っていたが、牛だった。

関連サイト

  1. Valhala loss - 駄話・出張版 「フォーチュン・クエスト」シリーズを、一気読みしましたよ。Link: Last access 8/27/2017.

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