おすすめ漫画: 乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ のネタバレレビュー
概要
物語は 1420 年から始まる。ボヘミア王国およびその周辺における「フス派」の戦いを描いた作品。チ。―地球の運動について― とほぼ同じ時代である。
巻末の解説から推察するに史実にはかなり忠実で、歴史について学べる部分は多いのかもしれない。が、主人公が凌辱されたり、好意を抱く少年がいきなり死んだり、拷問を受けたり、死刑を逃れるために妊娠したり、友人が乱行したりと、鬱になる展開がずっと続くので、これに耐えられる人は少ないだろう。個人的には、絵柄もあまり好きなタイプではなく、戦場で唄ってるのもなんか狂信者のようで不気味だった。
著者・大西巷一。全 11 巻。

外伝も発売されている。
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主人公
シャールカ
絵柄のせいか、性格のせいか、どうも感情移入できない主人公だった。
ヒーロー
ヤン・ジシュカ
実在の人物。戦術に長け、視力を失ってもなおフス派の中心だった名将。
女性、子供、農民を含め、農具などを武器とすること、またワゴンブルクと呼ばれる戦闘用に改造した荷車で陣を引くことを特徴とした画期的な軍を作り、戦場を席巻した。さらに大砲や銃を積極的に活用し、厳しい軍規を作ったため、彼の軍は「早すぎた近代軍」と呼ばれている。
史実では、ペストで病死したようだ。
サブ
ヴラスタ
ジシュカと共に戦う、腕の立つ女剣士。なんというか、ほぼ唯一性格がまともなキャラクターに思えた。
目の傷は、ジシュカに稽古をつけてもらっているときについたもの。ジシュカとは恋人関係でもあり子供を授かるが、ヴィルヘルムとの戦いで無意識に腹をかばうことで破れてしまう。
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