おすすめ漫画: 幻に賭けろのネタバレレビュー
概要
麻雀漫画では、アカギ に代表されるように裏の世界の話が多い。この漫画も最初はそういう感じだが、最強の雀士である藤峰が競技麻雀に身を投じたことで、ユニークな展開を見せる。今井、マキオ、小沢など個性豊かな面々が藤峰に挑むのはエキサイティングである。ちなみに、ノーマーク爆牌党 (Amazon link) も競技麻雀の話で、これも実は魅力的なジャンルである。
「麻雀のセオリーとは!?」というサブタイトルがついている。3 と 7 を残して、どの牌を引いてもターツを作れるように備える浮かせ打ちはこの漫画から学んだ。
「引き戻した牌を残せ」というセオリー。これは藤峰が完全否定。自分の選択が過ちだったことを認める、プライドを捨てる一打であり、アマチュアのセオリーと断言。
原作・土井泰明、著者・嶺岸信明。全 4 巻というボリュームも読みやすい。
主人公
三島 麻紀男 (みしま まきお)
親の口座から100万円を引き出し雀荘へ。そこでイカサマがバレて東京に逃げ出すところから物語が始まる。年齢的には高校生である。
裏スジなどの基本的な知識もなく、セオリーに従わない異端児。ツキも太い。自分の強さに自信を持っていたが、藤峰に麻雀で叩きのめされ、その背を追って競技麻雀を始める。
「厳しい牌を止めて相手の和了を防ぐ妨げるよりも 強く打って和了り切ることの方をよしとする」と評される、意志の強い高打点の麻雀を打つ。爆牌党でいえば八崎さんに似ているか。
主人公
藤峰 昴 (ふじみね すばる)
代打ちの最高峰。競技麻雀に身を投じて雀聖に。
九州は博多の出身、喧嘩も一流。七対子を嫌う傾向にあるが、それは七対子だと誰が振り込むかまで分かってしまうから。自分の勝ちが決まったときに、自分の手で誰を殺すかを選びたくないという優しさがあり、そのためにヤクザには向いていないと言われた過去がある。
名言
サブ
今井 阿部 (いまい )
ここで紹介するのは阿部か今井か迷ったのだが、個人的には今井が好み。定跡に明るく、見せ場を作ることもできる正統派の雀士。やはり藤峰を追って、代打ちから競技麻雀へ。
死にメンツを捨てるなどの麻雀のセオリーを理論化するのを目指している。
ちなみに、安倍は「戦略に長けた打ち手」として、藤峰からも一目置かれている雀士。雀荘「アルバトロス」のオーナーで、上京したマキオの後見人のような存在である。
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