おすすめ漫画: エンゼルバンクのレビュー
概要
ドラゴン桜 (Amazon link) の外伝。一応は井野と海老沢が中心になるが、井野が頻繁に桜木の事務所を訪ねるため、桜木もかなりの頻度で現れる。東大生になった水野と矢島も登場する。
日本の就活でみられる新卒一括採用は、大正時代から始まったらしい。大卒者が増えてきた時代であり、ちょうどこの頃に財閥系の大企業が毎年新人を必要とするようになったためのようだ。などなど、面白いトピックがいくつもある。そのうちまとめるかもしれない。
おすすめ度は 3 ぐらいかと思ったのだが、他の項目に点をつけてみると、なんと平均 4.25 という高スコアを叩き出した。たぶん、自分が思ってる以上にこの漫画が好きなのだと思う。
主人公
井野 真々子 (いの ままこ)
ドラゴン桜でも主要キャラだった龍山高校英語教師。この話の時点で 32 歳。仕事が嫌になって、海老原の会社に転職。転職代理人として働くことになる。
持ち前の負けん気の強さで、けっこう良い仕事をしているように思う。最終的には、本田の病院事業に誘われるが、「人の成長を手助けするのが好きなのかも」という自分の原点に龍山高校の教室で気づき、転職代理人を続けることにする。この選択はちょっと感動。
名言
- 私でも少しは役に立っているかな 日本を良くするのに...
ヒーロー
海老沢 康生 (えびさわ やすお)
日本では、1990 年から 2007 年まで男女正社員数の 4% が転職をしているらしい。これは約 140 万人に相当し、トヨタの 28 万人よりも遥かに多い人数である。この常に流動している 130 万人をコントロールして、ある業種に優先的に優秀な人材が流れるような仕組みを作ったりすることで、陰から日本を操るという「日本支配計画」を進めている。
名言
- 成功の反対は挑戦しないこと... だよ。
サブ
桂木 悠也 (かつらぎ ゆうや)
井野が転職を担当したもと東大卒ビジネスマン。最初は、他人の話を小馬鹿にしたように笑う癖があるいけすかないマイペース野郎のような人物だったが、海老原や井野と働くことで大きく成長する。
特許の検索システムを作り、それを利用して研究者の転職をサポートするベンチャーを立ち上げる。その会社は 1 年で急成長をみせる活躍ぶり。桜木には興味をもっているものの、最終巻の全員集合会議でも会うチャンスがなかった。
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