お勧めコミック: カイジのレビュー

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このページの最終更新日: 2022/06/08

数多くのパロディがある福本伸行のシリーズで、たぶん一番有名なのがこのカイジだろう。一目で福本キャラとわかる形のアゴ、数人しかいないのに「ざわ ざわ・・・」、「とどのつまり凡夫」など、特徴的な表現が多い。

ちょっと調べてみると、アカギが 1992 - 2018 で、カイジの最初のシリーズが 1996 - 1999 なので、これらの表現はアカギの方が古い。もっと言うと、天は 1988 - 2002 だが、連載誌が近代麻雀ゴールドや近代麻雀だったので、カイジのヒットまではそれほど知名度がなかったのかもしれない。

銀と金 も 1992 - 1996 なので、これもカイジに先行している。

本編

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賭博黙示録 カイジ

これが最初のシリーズ。1996 - 1999 に連載されたようだ。密度の高さは驚き。エスポワールの限定ジャンケン、橋、E カード、ティッシュくじ引きがわずか 13 巻に納められている。

「蛇っ」「蛇っ」などを素でやっているのがいいところ。有名になる前の勢いがある。

賭博破戒録 カイジ

地下のチンチロと沼。ハンチョウ大槻、黒崎、一条などの有名キャラが登場する。

カイジも最初は救いようのないギャンブル中毒者、意志の弱いダメ人間みたいな感じに描かれるが、ハンチョウとの戦いでは鋭い洞察力を発揮する。

賭博堕天録 カイジ

銀と金に出てくる画商のような裏カジノの経営者、村岡と「17 歩」で対決する。このあたりから、コマが大きくなり、進行が遅くなってくる気がする。とはいえ、17 歩は面白いし、最後のトリックもなかなか。

兵藤の息子、和也が登場する。

賭博堕天録 カイジ
和也編

これも「堕天録」。実際ここから先はずっと「堕天」。村岡に勝利したカイジを和也が連れ出し、 光山、マリオ、チャンの友情ゲームを実施する。

コマの大きさは相変わらず。カイジの顔も、目がつり上がって変わってきている。光山の最後の醜態はかなり凄い。

賭博堕天録 カイジ
ワン ポーカー編

マザーソフィーのもとで、和也とワンポーカーの対決。心理描写が長くて状況を忘れてしまう。リアルタイムで読んでいると辛いと思うが、まとめて読み返せばそれなりにまとまっていた。

和也がイカサマをしたのは残念。最初の設定通り、ガチであってほしかった。

賭博堕天録 カイジ 24 億脱出編

和也に勝利したカイジが、チャン、マリオと軽トラで逃走。遠藤のチームがカイジらを探す。これまでと趣向が変わっていて面白いが、母親とのやりとりはいまいちだ。


スピンオフ作品

中間管理録 トネガワ

面白い。11 の孤独とか、最初の咳音とか、本編をいい感じでオマージュしている。

ただし、ビルの橋を渡る人間競馬などはさすがに残酷すぎたのか、表現規制ということになっている。

もともと焼き土下座までの、かなり期間が限定された中でのスピンオフだった。10 巻で完結。最後は利根川がどこかの浜辺にいるシーンで終わっている。帝愛を退社したのか、南波照間支社に飛ばされているのか。


カイジ 評価チャート
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主人公

伊藤開司 (いとう かいじ)

知人・古畑の保証人になったのをきっかけに、借金とギャンブルを繰り返す。大金を得ることもあるが、手元には残らない。

基本的には怠惰なダメ人間であるが、ときに無類の勝負強さを見せる。

カイジの主人公 伊藤開司

ヒロイン

坂崎 美心 (さかざき みここ)

この作品には女性はほとんど出てこないので、止むを得ずヒロイン認定。

カイジとパチンコ「沼」で共闘した坂崎の娘。

カイジ 坂崎美心

サブ

利根川 幸雄(とねがわ ゆきお)

おそらく最初のスピンオフ作品「中間管理録 トネガワ」で主役を張る帝愛グループ幹部。カイジを読んだのは大昔だったので、スピンオフのトネガワの印象が強かったが、改めてカイジを読んでみると、けっこう極悪。

カイジ 利根川幸雄

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