お勧めコミック: HEAT -灼熱- のレビュー
なんといっても
ァ、ィ、ェ などの使い方に特色があり、「他人の山ァ登るより、自分 (てめェ) の山ァ 造る方が面白い...」
Babel とノリが似ているので、HEAT が好きな人はこちらもチェックしてみてほしい。
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主人公
唐沢 辰巳 (からさわ たつみ)
背中に鶴の刺青をしている。歌舞伎町に突然現れ、好き勝手に過ごす (「
祖父はヤクザの上に君臨した沖縄の漁師。父はアメリカで活躍した弁護士。殺人事件を起こした白人を弁護し、無罪を勝ち取ったあとに自分で射殺、その後自殺するという壮絶な最期をとげている。
名言は多いものの、理由なしに強すぎることと、脇役が濃すぎるために逆にあまり印象に残らない主人公だった。
名言
- おめェ、便所這ってる虫だ...
- 世の中にゃァ鎖の要る犬もいる!
- 媚びるな... 媚びて飼われりゃ飯は喰える... だが一生、鎖で繋がれる (犬に向けたセリフ)
- 自分の足で歩いている人間に言う事は何も無い...
ヒロイン
中谷 里見 (なかや さとみ)
唐沢の彼女。刑務所に入っていたが出所、トラブルに巻き込まれたのちにアメリカに渡り、最終的には黒幕として再登場する異色のヒロイン。
両親を亡くし (のちに実は父が生きていることがわかるが)、妹とともに変態親父・海崎に引き取られる。自身はアメリカに留学するが、残った妹は海崎に陵辱を受けて自殺する。 これを知った里見は、海崎の |
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サブ
栗木 (くりき)
新宿署のノンキャリア叩き上げ署長。妻を唐沢に寝取られたことから最初は敵対するが、やがて仲間になる。夫婦関係の名言が多い。
藤巻、伊丹、村雨の方がストーリー的には重要かもしれないが、
名言
- ガキの頃... 祭りの前の日が、丁度、こんな気分だった...
- 新宿で、何が起こるか... オレも、その "祭り" の中に入ってみたくなったんだよ!
- オレは今まで、おまえとの間までも "上下" で考えていた。
"横" の思考があったらオレ達夫婦はもっと別なものになっていたろう ... すまなかった... (警察を退職後、妻に離婚届を差し出しながらのセリフ。妻は離婚届を引き裂き、「あなたという男を好きになっている女を捨てていく気!?」と返す)
その他の登場人物
普通は主人公、ヒロイン、サブを 1 人ずつ紹介しているのだが、この漫画には魅力的なキャラが多すぎるので追加で紹介する。
藤巻 (ふじまき)
このコマに「グッ」という音がつくのが、この漫画の素晴らしい点である。
13 歳のころからヤクザ組織山王の構成員になり、No. 3 の地位まで上り詰める。頭も牛ならガタイも牛で、義理人情を大切にする「古い極道」。しかしロリコンの気もある。
名言
- アメ公がなんぼのもんじゃい! おどれら、やたら声ばかでけェ スポーツみてェなセックスしやがって! おらァ〜 まだまだこれからや〜!!
石倉 (いしくら)
栗木は夫婦ネタで攻めてくるが、石倉の持ちネタは
山王の No. 2、マイホームパパ。
名言- 何があったか知らねェが、姐さんに玉ァ 抜かれたはずの男 (ガキ) が、突然、参戦して来たんだよ...
- 眠ったつもりが、金玉撫でられたらまた勃っちまった...
今泉 (いまいずみ)
栗木の居る署に副署長として赴任してきた東大出身のキャリア。唐沢を卑怯な手で嵌めようとし、署内でボコボコにされる。
政治家に必死でゴマをする同僚を目の当たりにし、鬱憤を晴らすために唐沢にケンカを挑むが、返り討ちにあう。その後「つまらねェことがあったら、またいつでも遊びに来てください...」と言われ、仲間になる。
正義感が強く、清濁を併せ呑むことができるキャリアとして成長することが期待されたが...
伊丹 & 井崎 (いたみ、いざき)
パツキン、ゲーハー、グラサンのようなありきたりなものではなく
伊丹 (左) は唐沢グループの資産担当だったが、第 2 部では大きな変貌を遂げている。野望の王国の主人公然り、東大生というのはヤクザ業界でも成功することができるようだ。
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