日本神話: 両面宿儺について

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このページの最終更新日: 2025/08/06

  1. 概要: 両面宿儺とは
  2. 両面宿儺が出てくる物語

概要: 両面宿儺とは

両面宿儺とは、八本の手足をもち、頭の前後両面に顔をもつ人物である。日本書紀・仁徳天皇 65 年の条に登場し、さまざまな物語で題材として使われている。

日本書紀の原文および現代語訳を載せておく (Wikipedia より)。

六十五年 飛騨國有一人 曰宿儺 其爲人 壹體有兩面 面各相背 頂合無項 各有手足 其有膝而無膕踵 力多以輕捷 左右佩劒 四手並用弓矢 是以 不随皇命 掠略人民爲樂 於是 遣和珥臣祖難波根子武振熊而誅之

(現代語訳)
六十五年、飛騨国にひとりの人がいた。宿儺という。一つの胴体に二つの顔があり、それぞれ反対側を向いていた。頭頂は合してうなじがなく、胴体のそれぞれに手足があり、膝はあるがひかがみと踵がなかった。力強く軽捷(けいしょう)で、左右に剣を帯び、四つの手で二張りの弓矢を用いた。そこで皇命(すめらみこと)に従わず、人民から略奪することを楽しんでいた。それゆえ和珥臣(わにうじ)の祖、難波根子武振熊(なにわのねこたけふるくま)を遣わしてこれを誅した。


円空による両面宿儺坐像。千光寺円空仏寺宝館蔵に収められている。

両面宿儺坐像(円空作、千光寺円空仏寺宝館蔵)
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「あとがき」で当サイトを参考にしたと書いてくれているラノベです。面白かったです。

両面宿儺が出てくる物語

竜の棺

このページ に感想がある。エイリアンが作った機械だったということになっている。

宗像教授伝奇考

朝廷に服従せず、「土蜘蛛」と呼ばれた人々との類似点を指摘。

References

  1. Toyotsu - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=146716369による

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