映画の感想: ドクター・ストレンジ 2016

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このページの最終更新日: 2023/06/08

  1. あらすじ
  2. トリビアと感想

あらすじ

導入部は、カマー・タージから抜けたカエシリウスが「カリオストロの書」の一部のページを強奪する場面。

天才医師ストレンジは、交通事故によって両手が思うように動かなくなり、その素晴らしい技術を失ってしまう。あらゆる治療法を試したが、どれもうまくいかない。絶望したストレンジは、ある日、下半身不随から回復した人物・パングボーンの話を聞く。

パングボーンが示したのは、チベットの奥地にあるカマー・タージ。その地を訪れたストレンジは、兄弟子となるモルドの導きでエンシェント・ワンと出会い、体から魂が抜け出るアストラル体の経験を経て魔術の存在を信じるようになる。

ストレンジは修行の過程で、カマー・タージの書庫で「カリオストロの書」を見つける。書庫の番人・ウォンの目をかいくぐり、ストレンジは「アガモットの目」を起動、時間を操る術を使う。カリオストロに奪われたページを復元したところ、そこにはドルマムゥについての記述があった。

ドルマムゥは、「暗黒次元」から地球を狙っている存在で、カエシリウスは永遠の命を得るためにドルマムゥを呼び込もうとしていた。

カエシリウスとの戦いで、エンシェント・ワンは死亡。ドクター・ストレンジは浮遊マントを手に入れ、さらにアガモットの目 (中には infinity stone の一つ、タイムストーンがある) の力でドルマムゥと契約を結び、世界を救う。

しかし、エンシェント・ワンも自らの若さを保つために禁忌とされていた暗黒次元の力を使っていたことが明らかになり、これに反発したモルドはどこかへ去ってしまう。

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トリビアと感想

  • 撮影は主にネパール、イギリス、ニューヨークで行われた。カトマンズのストリートで撮影されたシーンでは、よりリアルな映像を提供するために、実際に街の人々がエキストラとして参加している。
  • 映画のサウンドトラックは、グラミー賞受賞者であるマイケル・ジアッチーノによって作曲された。
  • 映画は世界中で興行的に成功を収め、興行収入は 7 億 5000 万ドル以上に達した。

MCU のシリーズでは、一番好きなのが Iron Man、2 番目がこの Dr. Strange である。どっちも似たキャラで、才能に溢れているが、高慢で独善的な部分も多い中年男。この映画でも、しきりに Strange の高慢さ arrogance が指摘される。

エンシェント・ワンは複雑なキャラクターで、善人なのかどうかよくわからない。暗黒次元の力を使って長生きしていたわけだが、その目的は利己的なものなのか、ストレンジのような優秀な後継者が現れるまで、そのようにして世界を守らざるを得なかったのか。

MCU のシリーズでは、ヒーローは基本的に科学で力を得ている。魔術の概念を導入したのはこの作品が初めてらしい。

続編の ドクター・ストレンジ 2022 には別次元のモルドが登場する。

予告編 (英語・日本語字幕)

予告編 (英語)

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