パンデミック: 拡張パッケージの解説
- 概要
- 追加ルール
- 新しい職業
- 新しい Epidemic card
- 新しいイベントカード
概要
パンデミック Pandemic は協力型のボードゲームまたは iOS アプリである。プレーヤーはウイルス対策チームの一員となり、爆発的感染 (パンデミック) を防ぐために協力してゲームを進める。
このページでは、私が iPad でプレイした iOS 版の拡張パッケージを紹介する。クラシック版については こちらのページ で紹介している。
パンデミックには、以下の 2 つの拡張版がある。どちらも in App purchase でわずか数百円なので、買って損はない。
Virulent Strain Challenge : 8 種の特殊な Epidemic カードが追加され、感染キューブがおかしな振る舞いをするようになる。クリアが難しくなる。
On the Brink : 6 つの職業、8 のイベントカード、5 人プレイなどが追加される。
ルール
新しい職業
Troubleshooter |
ターン開始時に、そのターンが終了した際に感染される都市を見ることができる。Infection rate と同じ数だけ。 また都市カードを使ってその都市に移動する Direct flight をしても、都市カードを失わずにすむ。これは地味に便利。 |
Archivist |
他のプレーヤーはカードを 7 枚しか持てないが、Archivist は 8 枚持つことができる。 上の技能以上に重宝するのが、Player Discard Pile から自分がいる都市のカードを回収できるという技能。カード集めに役に立つ。 例えば誰かが New York カードを使って移動したとき、New York カードは Player Discard Pile というところに破棄される。Archivist が New York にいれば、そのカードを入手できる。 手持ちカードが多くなりすぎて破棄したカード、Cure に使ったカードも、同様に Player Discard Pile に行くので利用可能である。 |
Epidemiologist |
Researcher の逆で、同じ都市にいる他のプレーヤーから任意のカードを受け取れる。Action にならないのが嬉しい。 |
Contaminant Specialist |
感染キューブが 2 個以上ある都市では、そこに移動するだけでキューブを 1 個取り除くことができる。 |
Generalist |
1 ターンに 5 回の action を行うことができる。他のプレーヤーは 4 回。 |
Field Operative |
1 ターンに 1 個だけ、1 action を使って感染キューブを手元にストックすることができる。 感染キューブが 3 個たまると、都市カード 3 枚で Cure ができるようになる。 |
新しい Epidemic card
Vilulent strain という拡張パッケージ。
最初の Epidemic card が引かれたとき、4 色のうち 1 色が Virulent strain としてランダムに指定される。この Strain にいろいろ悪いことが起こる。
Introductory モードでは 4 枚の Epidemic card が使われるが、以下のうち 4 枚がランダムに入るようである。
Uncounted populations |
このカードが引かれたターン後の感染のときに、Virulent strain のキューブが 1 個だけ置かれている都市に、キューブがさらに 1 個置かれてしまう。 |
Hidden pocket |
根絶 eradicated されている場合に、その効果がなくなる。 |
Rate effect |
都市が感染する過程で Virulent strain のカードが引かれてしまった場合、さらに一枚の都市カードが引かれることになる。 ゲーム終了まで持続するのか? → おそらく、次の Epidemic カードが引かれるまでのようだ。 |
Complex molecular structure |
Virulent strain が Cure されていない場合、Cure に必要なカード数が +1 される。すでに Cure されていれば何も起きない。 |
Government interference |
Virulent strain の感染キューブが置かれている都市にいるプレーヤーは、少なくとも 1 つのキューブを Treat したあとでないと移動できなくなる。 Dispacher やイベントカードで他のプレーヤーを動かすときにも適用される。他のプレーヤーで Treat を行うことはできないので、つまり動かせなくなる。 |
Chronic effect |
Infection の過程で引かれる都市カードのキューブが 0 個の場合、1 個でなく 2 個のキューブが置かれてしまう。 すでにキューブが置かれている都市には、通常通り 1 個のキューブが追加される。 |
Slippery slope |
Virulent strain のアウトブレイクが起きると、アウトブレイクのマーカーが 2 個移動してしまう。 |
Unacceptable loss |
このカードの感染ステップで、Virulent strain の感染キューブがストックから 4 個 (4 個以下しかない場合は残り全部) が取り除かれてしまう。 キューブがなくなってゲームオーバーとなる可能性が上がる。 |
新しいイベントカード
On the Brink には、以下の 8 種のイベントカードが含まれている。Classic 版にあるカードもゲームに使われるので、計 12 種のカードのうち何枚かが使われることになる。
Remote treatment |
任意の 2 つの感染キューブを取り除くことができる。 |
Mobile hospital |
そのターンでは、歩くだけで都市から感染キューブを取り除けるようになる。Cure 後の Medic みたいな感じ。 |
Commercial Travel Ban |
カードを使ったプレーヤーの次のターンが来るまで (つまり 4 または 5 ターンの間)、Infection rate が 1 になる。 入手したら速攻で使うのが良い気がする。 |
Re-examined Research |
プレーヤーを一人選び、Player Discard Piie からカードを一枚回収させることができる。 Archivist の技能に似ているが、誰でも使えて、その都市にいなくても OK なため、もっと強力と言える。 |
Special Orders |
他のプレーヤーのコマを、自分の action を使って動かせる。 |
New Assignment |
プレーヤーを一人選んで、職業を変えることができる。 |
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参考サイト
- Hobby Japan 公式サイト. Link: Last access 2018/01/08.