お勧め漫画: 3x3 EYES の感想
作品紹介と感想
中国の妖怪,ヒンドゥー神話などを題材とした伝奇漫画の草分け的存在。主人公の不死身設定,世界観,獣魔術などオリジナリティが非常に高い。
とくに 1 - 3 部はテンポもよく最高。異次元空間に行くあたりで少し中だるみしているように思う。途中で読まなくなってしまい,完結後に再読。獣魔術をまとめて使ったら光線になっていうのは納得いかない。それだったら獣魔の個性がなくなってしまう。舞鬼の態度の変化もちょっと・・・。
とはいえ,全体としてみればとても面白いファンタジーで,壮大な話が読みたい人にはうってつけだろう。
高田 裕三,全 40 巻 (続編あり)。
主人公
藤井 八雲 (ふじい やくも)
額の无 (ウー) は「無」という漢字の中国語表記。三只眼に命を吸い取られ,不死のしもべになった印である。
不死という能力を生かして戦う主人公。ストーリーの合間にちゃんと修行して,獣魔術も次第に覚えていく。土爪 (トウチャオ) は忘れられない技。光牙 (コアンヤア) を覚えていた感動した。
ヒロイン
パイ & パールバティー 4 世
このころに「ツンデレ」という概念があったんだろうか? と思って調べてみた。Wikipedia によると,2002 年前後に使われ始め,2005 年には一般的な用語になったようである。3x3 EYES の連載は 1987 年からなので,まさに「時代を完全に先取りしたツンデレヒロイン」である。
三只眼吽迦羅 (さんじやんうんから) という三つ目の妖怪で,パイとパールバティーの二重人格。
パールバティーは強力な術を使うことができるが,体力を消耗し倒れてしまう。術は弱いが不死身の八雲とは最高のコンビである。
サブ
ベナレス
物語のかなり最初に登場するが,最後までラスボスとして君臨する。鬼眼王の无なので不死身。獣魔術の発明者でもある。
主人公より圧倒的に強くて不死身なので,どうやれば倒せるのかわからないほどの敵キャラだった。実際最後まで倒せない。
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