おすすめ小説: 宮部みゆき「レベル7」の感想
記憶喪失もののストーリーと、行方不明になった貝原みさお女子高生の二つのストーリーが平行して進む。貝原みさおをカウンセリングしている真行寺悦子が主人公。三枝が登場し、みさおが行方不明になるあたりから面白くなる。
榊医師が登場し、記憶喪失の二人の身元が明らかになった辺りで、監禁されているみさおが登場。怪しい薬と精神科医が出てきて、たぶん薬で記憶を失ったのだろうと予想はつくが、まだ三枝の正体やレベル7の意味がわからない。
なんとなく異邦の騎士に似てるかもしれない。記憶喪失で過去を探すなら似たような展開になるだろうけど。真行寺とゆかりのやり取りには、宮部みゆきの特徴とも言えるおばさんの感じが出ている。ゆかりの年齢がよくわからない。10 歳はこんなに色んな言葉を知ってるか?
謎解きはまあまあか。でも猛蔵の言い間違いは間抜けすぎるだろう。
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