東野圭吾 探偵ガリレオシリーズ
聖女の救済
女を子供を産む道具のようにしか考えていない真柴義孝が、コーヒーに仕込まれた毒で殺される。犯人が冒頭で示唆されているので、どんな方法を使ったのか、また真柴の浮気相手である若山宏美がどう関わっているのかが主題。
警察側は、女性刑事の内海薫、草薙、ガリレオがメイン。「女性の視点」を前面に持ってくる感じ、内海のおばさんっぽい感じがあまり馴染めない。
ネタバレ。犯人は妻の綾音で、亜ヒ酸を一年前に浄水器に仕込み、そのあとは良い妻を演じながら誰も浄水器を使わないように見張っていた、というトリック。結婚の際に、「一年以内に子供ができなかったら離婚」という真柴義孝のわけのわからない契約が動機。亜ヒ酸は真柴義孝の前の恋人かつ綾音の友人・潤子のものだったので、ある意味では二人の共同犯罪とも言える。
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