Iron man または iron の英語での発音と
映画アイアンマンの感想

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このページの最終更新日: 2024/02/29

  1. アイアンマン
  2. アイアンマン 2
  3. Iron man または iron の英語での発音

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アイアンマン Iron Man

マーベル映画シリーズで、一番好きなキャラクター。写真は俳優の Robert Downey Jr (1)。武器産業の御曹司・社長にして天才的な科学者。皮肉屋でプレイボーイ。

アイアンマン Robert Downey Jr

主人公トニー・スターク Tony Stark は、軍需産業 Stark Industries の社長。新しく開発した武器のデモンストレーションのために、アフガニスタンを訪れたところ、テロリストに拉致される。

その際、金属片が心臓の近くに刺さってしまい、電磁石でそれを引き止めておかないと死んでしまうという状態になる。

なお、トニー・スタークの本名は Anthony Edward Stark である。あまり知られていないが、Tony は Anthony の愛称 だ。

テロリストは、トニーが開発した最新のミサイル「ジェリコ」の組み立てを命じる。トニーはテロリストの目を盗みつつ、エネルギーを生み出す Arc Reactor と最初のアイアンマンスーツを開発。テロリストを倒し脱出する。Arc Reactor は電磁石のかわりに胸に取り付けられる。アイアンマンの胸元で光っているアレ。

インセン博士の犠牲は、ある程度予想できたとはいえ悲しい出来事だった。最初のアイアンマンスーツはとても primitive で、鉄人 28 号みたいな感じ。

アメリカに帰ったトニーは、自社の武器が人の命を奪っていることを目の当たりにし、武器製造をストップする ことを記者会見で表明。さらにアイアンマンスーツの開発を始める。

開発の様子は Big Hero 6 (ベイマックス) に似ている。3D を駆使した設計、自撮りのプロトタイプ開発で笑いを取るところ、完成品で空を飛び回る様子など。ベイマックスは 2014 年の映画なので、実はアイアンマンのが古い。もちろんベイマックスがパクリとは言わないが、「よくある天才科学者の開発風景」なんだろう。

一方、ビジネスパートナーのハゲ親父・オバディアは、軍需産業からの撤退が気に入らない。テロリストと結託しトニーを苦しめるが、アイアンマンに倒される。

のちにトニーと結婚することになる Pepper Potts は、Proof that Tony Stark has a heart と刻まれた Arc Reactor をこの映画でプレゼントしている。これはエンドゲームでトニーの葬儀に使われたもの。

また、最後の記者会見の I Am Iron Man は、もちろん Avengers/Endgame での決め台詞でもある。マーベル映画のシリーズは、この I Am Iron Man に始まり、I Am Iron Man で終わると思うと感慨深い。

第一作で示されるトニーの魅力は、セレブでありながらオタク的な科学者である点だと思う。アイアンマンスーツは彼の手作りだし、受賞やお金にはあまり興味がない。好きなのは発明と美女と酒。アベンジャーズまでの 11 年間は、彼がヒーローとして変わっていく軌跡でもある。


アイアンマン 2

第二作は、2010 年の「アイアンマン 2」。今回の敵は、トニーの父親であるハワードに恨みを抱いているロシアの科学者。彼がアイアンマンのようなスーツを開発し襲ってくる。主要な出来事はこんな感じ。

  • ペッパーが Stark Industry の CEO になる。
  • ローディーの役者が替わり、マーク 2 をもとに開発されたウォーマシンを使い始める。
  • ブラック・ウィドウが活躍。多くのマーベル映画に出てくるが、個人的にはあまり魅力を感じない。
  • ライバル武器会社の CEO Justin Hammer の言動は面白いと思う。
  • トニーと父の関係が語られ始める。冷たい父でトニーも親近感を抱いていなかったが、遺されたフィルムと模型がトニーを救うことになった。心情的にもちょっと近くなった。この辺を知っていると、Infinity War で実際に出会う場面も特別だろう。

Iron man または iron の英語での発音

アベンジャーズで一気にファンになったアイアンマン。この iron という単語の発音についてもともと気になっていたので、よい機会だと思って調べてみた。

カタカナの「アイロン」と「アイアン」はどちらも iron に由来する。日本では、「アイロン」と言えば服のシワを伸ばすアイロンだし、「アイアン」と言えばゴルフクラブのように聞こえる。ちなみに、服のシワを伸ばすアイロンは、英語では steam iron と言った方が通じる。cloths iron という言葉も検索すると出てくるけど、steam iron の方がよく使われるように思う。

実は、この「アイロン」はアメリカ英語の発音に近く、「アイアン」はイギリス英語の発音に近い。

アメリカ英語の iron は [aɪərn] であり、アクセントは頭の ai にある。r の音が入るのが特徴であるが、r と n の間に母音がない (曖昧母音 ə すらない) ので、かなり微妙な発音になる。しかし、とにかく r 音があるので、これは「アイロン」に相当すると考えて良さそうだ。

イギリス英語では、iron は [aɪən] である。これもアクセントは ai にあり、なんと r の音が入らない

アメリカ映画の Iron Man が、カタカナでは「アイアンマン」になるのは、やっぱり「アイロンマン」だとかっこ悪いからだろう。


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