映画の感想: アナ雪シリーズ
アナ雪
2013 年のディズニー映画。日本では 2014 年に公開。あらすじ等はネットで簡単に見られるので、ここではまとめないでおく。
「王子様のキスで目覚める」のような王道ストーリーを捨ててハンス王子を悪者にし、姉妹に焦点を当てたのがストーリー上で特筆すべきところ。これと Let it go が合わさって大ヒットになった。クリストフも姉妹に比べると活躍は少ない。
ディズニー長編アニメ映画の 53 作目。アメリカの歴代興行収入では 50 位である (参考、2025/2 時点)。
アナ雪 2
2019 年に続編が公開。どっちも観たのだが、やはり 2 はいまいち。ネットを見ると、似たような感想をもった人が多かったようだ (1)。ただし、日本では興行収入は 1 に遠く及ばなかったのだが、アメリカでは 1 を上回る 25 位である。
まず歌がよくない。世界観をガラッと拡張したのが上手にいってない、というのが基本的な感想。クリストフがプロポーズに何度も失敗するところも面白くない。母がノーサルドラで、彼らが受け入れられるという場面も、展開が急でご都合主義が過ぎる印象。エルサの力の秘密とか、別に第一作ではあまり気にしていなかったので、そもそもの主題も微妙だった。
英語メモ: 途中で「オラフ、wake up」という場面がある。wake up は「目が覚める」で、ベッドから起き上がって行動を起こすのは「get up」というのが基本のはずだが、この context では wake up で良いようだ。
舞台は前作から 3 年後。全般にかなりスピリチュアルで、精霊の設定が後付けっぽく陳腐。展開も早いし、「水が記憶を宿す」とかも唐突。ダムはダメで、将校は黒人。アレンデールの白人たちには、アメリカ先住民を排除してきた現在のアメリカ人のような「原罪」があった。という、アメリカリベラルの主張を全部取り入れたような設定。
クリストフがプロポーズの練習をするために抜け出し、皆とはぐれてしまうのも不自然に感じた。
References
- アナ雪2はどうして微妙な盛り上がりなのか. Link: Last access 2025/02/21.
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