おすすめ漫画: 宇宙兄弟のレビュー
概要
本屋に平積みになってたのは長い間みていたのだが、なかなか手に取る気が起きなかった漫画。「宇宙兄弟」というタイトルと、とくにムッタの絵柄から、なんとなく 聖 ☆お兄さん (Amazon link) みたいなギャグ漫画だと思っていたため。実際に読んでみると、全然違う作品だった。
主人公
南波六太 & 日々人
最初の方は、ムッタのいらない「兄としてのプライド」みたいのが少し悪い印象だった。宇宙飛行士になってポジティブに変化してくれてほっとした。
日々人は無事にパニックを克服。このままオリガと上手くいって欲しい。
ヒロイン
伊藤せりか & オリガ・トルスタヤ
主人公として二人をピックアップしたので、ヒロインもそれぞれ取り上げる。
伊藤せりかは医師・宇宙飛行士。子供の頃に父を ALS で亡くし、治療法を開発するために宇宙飛行士となる。大食い。
オリガは、ロシアの伝説的な宇宙飛行士イヴァン・トルストイの娘。バレリーナの卵でもある。出会う前から日々人のファンで、歳の差はあるものの順調に関係を深めている。
サブ
吾妻 滝生 (あずま たきお)
ビンセント、アポ、ケンジ、福田さんなども好きなキャラなのだが、一番好きな吾妻をサブとして紹介したい。
ニュートラルフェイスが怖く、笑うのは家族といるときだけ。日々人の先輩宇宙飛行士で、日本人初のムーンウォーカーは吾妻になると言われていた。日々人に先を越されて嫉妬しているというミスリーディングがあったが、実際はマスコミから家族を守るために日々人に先を譲っていた。
日々人が月で崖に落ちたときも、ムッタがヤァマンのフィリップと宇宙に取り残されたときも、吾妻が助けになる。なぜロシアのクルーになっていたのか、説明があったかどうか覚えていない。
名言
- 月を回っただけで..... こんなに騒がれるのか.....
- 日々人...... 俺もブライアンの言う通りだと思ってるよ お前ならきっと 誰よりも 最初の一歩は軽やかだろう
雑感
各エピソードの締めくくりが、なんか「ふわっとした感じ」の漫画が増えてきたように思う。言語化するのは難しいのだが、こんな感じの「決め台詞」としては微妙だけど何となく良い感じの言葉で締めている。
ブルージャイアントで多用されていた気がして、葬送のフリーレンでちょっと鼻につくようになった。宇宙兄弟を最初に読んだときは気にならなかった。個人的には、フリーレンはあまりに「若者向け」な感じになってしまっていて、あまり訴えてこない。
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