おすすめ漫画: 課長島耕作のレビュー

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5-26-2017 updated


島耕作シリーズの第一弾。登場時にはやや冴えないサラリーマンだった島耕作が,とにかく女性が寄ってくる という特技を最大限に生かし活躍する物語である。

舞台はニューヨーク,京都,博多,フィリピンなど。時代は 1980 - 1990 年代。サラリーマン漫画は大体そうな気がするが,とにかく偶然を味方につけることが出世のキーであることがよくわかる (ご都合主義とも言う)。たとえば,町中でみすぼらしい老人に声をかけられたら,それは取引先の会長が変装した姿であるので,優しくしておかなければならない。

宴会での裸踊り,派閥争い,休日のゴルフなど 社畜要素が満載 である。この時代のサラリーマンたちは,本当にこういう時代を生き抜いてきたのか,漫画ならではの誇張が入っているのか,興味がそそられる。部長,取締役・・・と島が出世するにつれてつまらなくなるので,課長と部長あたりがお勧めです。

弘兼憲史,全 17 巻。


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主人公

島耕作 (しま こうさく)

初芝電器産業に勤めるサラリーマン。次第に,特定の派閥に属さず自らの信ずるところを行うサラリーマンの鏡になっていくが,「課長」では現実的な妥協をする場面も多い。

一人っ子の娘がいるが,家庭は冷え切っている。これも,おそらくこの時代には普通の現象だったのだろう。



ヒロイン

アイリーン

大町久美子が本来のヒロインであると思うのだが,ここは島耕作と 子供まで作った アイリーンをヒロインとして挙げたい。

ニューヨークでボブという黒人男性と暮らしていたアイリーンは,なぜか突然島耕作を誘う。

下の絵のように,とんでもないやりとりでボブとの 3 角関係が作られることになる。

しかしこの 3 角関係は対立ではなく,2 人の男がアイリーンを共有するという形で丸く収まってしまう。生まれたら肌の色でどちらの子供かわかる という状態で,島耕作は帰国する。自由の国ならではの展開であるが,キリスト教徒が聞いたら卒倒しそうな話である。


サブ

中沢喜一 (なかざわ きいち)

島耕作の上司で,やがて初芝電産の社長に就任する出世頭。

サラリーマンとしての生き様を島に教えた上司である。

サラリーマンの鏡のように描かれているが,家庭は冷え切っており,ボクサーの隠し子がいる。アメリカでは何でも自由であることに加え,会社の重役には基本的に愛人がいる という真理を我々に知らしめた人物でもある。



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