お勧めコミック: 僕はビートルズの感想

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5-11-2017 updated

子供のころ聞いていたビートルズを引っ張り出して,何回も聞き直してしまったビートルズ漫画。

ビートルズのコピーバンドをやっていた 4 人組が,ビートルズのデビュー数年前にタイムスリップする。ポール役のマコトは I wanna hold your hand, Yesterday などを自分たちの曲としてレコード出版してしまうという暴挙に出る。その曲を聞いたビートルズ (これらの曲を作る前の彼ら) は,絶望を感じてバンドを解散してしまう。

終わり方が納得いかないが,この挑戦的なテーマで書き始めた以上,仕方がなかったのではないかと思う。丸く収まるのは「夢オチ」だけで,それは使いたくなかったのではないかと推察する。

堂々と盗作を発表する主人公たちに感情移入ができないが,とにかくビートルズの曲は素晴らしいことを再確認できる漫画である。

原作: 藤井哲夫,漫画: かわぐち かいじ。全 10 巻



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主人公

真琴

ポール役のマコトがこの漫画の諸悪の根元なので,主人公として評価してみたい。

マコトは,タイムリープ後すぐに Yesterday を自分の曲としてとあるバーで演奏。そのままレコードを発売する。「刺激を受けたビートルズは,きっと俺たちが聞いたことのない新しい曲を作るはず。俺はそれが聴きたい!」というのが動機である。

最終的に,ビートルズは歴史通り Love me do でデビューを飾ってハッピーエンドになるのだが,Yesterday, I want to hold your hand, Please please me を聞いたあとで果たして Love me do を書くか?



ヒロイン

園田 鹿乃子 (そのだ かのこ)

Fab 4 としてデビューした主人公らのファン。とくにジョージ役の翔と縁がある。

主人公らが,ビートルズのコピーではなく Fab 4 として活動を続ける一つの動機にもなっている。物語の途中で,「自分は音楽を人に紹介するのが好きである」ことに気づき,音楽評論家への道を歩み始めると同時に,翔とはあえて会わないという決断を下す。



サブ

Fab 4 の 4 人

見た目で大体わかると思うが,手前の眼鏡がジョン役のレイ,奥のヒゲがリンゴ役のコンタ,右端がジョージ役のショウ。印象的なセリフを拾ってみる。

名言

  • マコト: ビートルズは時代を超えて生き続ける 永遠の青春像なんだ。
  • レイ: このまま続けたら 世界から ビートルズを奪うことになる!
  • レイ: 演奏やしぐさ ミストーンさえ完璧にコピーできた時 本物のビートルズから最も遠い場所に立ってるんだ。ビートルズになるとは オリジナルであろうとするスピリットなんだよ!


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雑感

洋楽の日本語タイトル

ビートルズの曲に限っても,納得いかないものが多い。I want to hold your hand は「抱きしめたい」,You're going to lose that girl は「恋のアドバイス」,I should have known better は「恋する二人」,A hard day's night に至っては「ビートルズがやって来るヤァヤァヤァ!」である。

後期になると,邦題がつけられている曲はほとんどなくなる。このあたりの背景もいずれ調べてみたい。


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