お勧めコミック: 銀と金のレビュー

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2018/03/18 更新

ギャンブル中毒の主人公・森田鉄雄が平井銀二と出会い、裏の世界で金を稼ぐ物語。

麻雀に偏りがちなアカギや天、やや描く世界がしみったれている最強伝説黒沢などの他の福本作品に対して、株の仕手戦、絵の取引、競馬、麻雀、銃撃戦まで多くのネタを題材にした とても面白い作品 だと思うのだが、中途半端な形で長期休載という状態になってしまっているのが残念。

相変わらず妙な名言らしきものが多い。アンサイクロペディアでは、「赤木しげると伊藤開司がコンビを組む同人誌ネタ」と書かれている。

福本伸行、全 8 巻 (文庫)。



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主人公

森田鉄雄 (もりた てつお)

登場時は単なる ギャンブル中毒の素寒貧 だったが、平井銀二に誘われて裏の世界へ入る。1 巻の時点で 20 歳、身寄りがなく定職にもついていないことから、銀二に声をかけられる。

こんな状態であったが、なぜかのちに強運の持ち主ということになっている。また、「金を掴まなきゃ、人生嘘なんだよ...」などという割に、金に汚くない男ということになっている。

いくつかの仕事を通じて周囲の評価を高め、平井銀二の後継者として有望視されるも、多くの死者が出た神威の事件で悪党のお守りをすることに嫌気が指して引退する。金に汚くない、まっすぐな心根が裏目に出た形である。

その後の再登場に期待したが、残念ながら出てくることはなかった。

名言
  • オレは「金」と呼ばれたい。オレの知り合いで「銀」と呼ばれている人間がいる。その人間を越えるのが望みだ。越えるにはもちろん金を掴まなきゃいけない。しかしそれだけじゃダメだ。金を得たのち、その向こう側を覗いてこないと...


ヒロイン

伊藤美緒 (いとう みお)

そもそも女性がほとんど出てこないこの漫画。他の候補は神威編の看護師、田中沙織だが、ここはポーカー編の伊藤美緒に軍配をあげたい。

喫茶店のウエイトレスという、あまり収入が良くなさそうな仕事に就いているにも関わらず賭けポーカーに興じ、悪い御曹司・西条に「いただかれちゃう」危機に陥る。森田の現金でその危機から救われ、その後の西条との戦いののち森田に告白するが、あえなく断られる。



サブ

平井銀二 (ひらい ぎんじ)

髪を逆立てたアカギ、または平成の児玉誉士夫と目される裏のフィクサー、平井銀二。タイトルの「銀」は彼の名前から。もう一人の主人公とも言えるが、森田を後継者として育てる役割を考慮し、サブとして紹介する。

機転が利き、肉弾戦にも強い。最初は高利貸しのようなことをしていたが、次第にスケールが大きくなり、日本の経済界を支配するという野望 を口にするようになる。森田の引退で心が折れるが、最終的には裏の世界で勝ち続けることを決意する。

名言
  • 経済界の統治... これを私に任せていただきますか...
  • この世の中心は銀行ですからね。いちもにもなく銀行... それだけは間違いない
  • 勝ち続ける... 灰になるまで。



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雑感

その他の名言

地の分でのお気に入りのフレーズです。1 番は、この「とどのつまり」の使い方がたまらない。

  1. 他人を信じられない人間は   とどのつまり自分も信じられない   信じることが出来ない・・・!

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